私が税理士業、不動産投資、株式投資の3本柱で事業を行っている7つの理由

色々なお店私は税理士業、不動産投資(不動産賃貸業)、株式投資の3つを複業として同時に行っています。この3つにしたことには理由があるわけで・・。

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Contents

複業(パラレルワーク)として税理士業、不動産投資、株式投資の3つを選んだ理由

これまで一つの仕事を一生続けるのが当たり前でしたが、今では複業(パラレルワーク)という働き方に世の中がシフトしてきています。私自身も税理士業、不動産投資(不動産賃貸業)、株式投資の3本柱で生活している状況です。

・税理士業は、不動産投資専門税理士として独立し、従業員も増え、順調に経営の拡大が出来ています。

・不動産投資(不動産賃貸業)は、2013年より開始し、現在4棟50戸の物件を保有しています。

・株式投資は、長期保有でハイテク株を保有しています。金融資産のうち半分くらいは株式で運用している状況です。

なぜこの3つを同時に行っているのか、そこには自分なりの理由がありますので、これから詳細に説明していきます。

リスク分散

まず大きな理由としてリスクを分散させる狙いがあります。

そもそも、税理士業、不動産投資、株式投資にはそれぞれリスクがあり、そのリスクの大きさが異なります。

リスク

・税理士業は、顧問料としてお客様から一定額の月額報酬を受け取るビジネスモデルです。解約になることも基本的にありません。したがって、税理士業が一番リスクが小さく安定しています。

・不動産投資は、借金をして物件を購入しているのでリスクがありますが、家賃収入自体は安定して入ってくるため、リスクは中程度といえます。

・株式投資は投資先が破綻すれば紙切れ。リスクが大きく、投資先の選定が極めて重要です。

以上、リスクが大きい株式投資だけで生活するのは極めて危険ですが、リスクが低い税理士業なども一緒に行うことで、全体のリスクを低く抑えることができ、どれかの事業が失敗したとしても他の事業で補填することが可能です(ポートフォリオによるリスク分散効果)。

トレンドの違い

また、トレンドも違います。

トレンド

・税理士業は、実は将来があまり明るくありません。少子高齢化が進み、業界全体として顧問先となる企業が減少していく傾向にあります。また、freeeやマネーフォワードといった自動記帳機能をもった会計ソフトが出現したことで、税理士に頼まずに自分で決算の申告を行う人が増えています。極端なことを言えば、このままITが進化していくことで、税理士という職業自体が無くなる可能性さえもあると私は思っています。これから税理士として独立する人は、完全に逆張り戦略をとっているという自覚を持って取り組む必要があるでしょう。

・不動産投資も逆張りです。まず、人口が減少しており、需要が減少する傾向にあります。それだけではなく、相続税の課税強化などにより、新築物件の供給数が過剰となっており、需給バランスが年々崩れていっています。このままいくと、空室ばかりの物件も増えていく可能性が高いです。

・株式投資は、投資先の事業内容によっては順張りにできます。私が投資しているのはAIやIoTに関わるハイテク株です。今後伸びると予想される業界の投資先を選び、長期で保有する形をとっています。

以上、税理士業と不動産投資は将来的に苦しくなる事業ともいえ、順張りの株式投資を組み合わせることで長期的な事業の安定化を狙っています。

インカムゲインとキャピタルゲイン

収入の獲得方法の違いもあります。

収入の獲得方法

・税理士業は、顧問報酬が毎月安定的に入ってくるため、インカムゲイン狙いの事業と言えます。

・不動産投資も、家賃収入が毎月安定的に入ってくるため、インカムゲイン狙いの事業と言えます。不動産を売却することでキャピタルゲインを狙うこともできますが、私の場合は不動産を出来るだけ長く保有することを目指しており、売却することを想定していません。

・株式投資は、キャピタルゲイン狙いで投資しています。これはAIやIoT銘柄は配当(インカムゲイン)が少なくなりがちだからです。配当として株主に還元するより、そのお金を伸び盛りの事業に再投資し株価を上げていく方がいいと判断しているのでしょう。

以上により、インカムゲイン狙いとキャピタルゲイン狙いの両方の事業を持ち、拡大させる戦略を取っています。

シナジー(相乗効果)

3つの事業はシナジーを生みます。

シナジー

・税理士業は属性(金融機関からの評価)が高く、不動産投資で融資を受ける際に大きな信用力を発揮します。

・税理士業の顧問先はすべて不動産投資家の方々です。そして、私自身もお客様と同じく不動産投資を実践しています。自分自身が不動産投資を実践していることで、お客様へのアドバイスが的確にできるというメリットがあります。つまり、税理士としての質の確保と営業力の強化につながるのです。

・株式投資は、長期保有で、かつ配当が少ない銘柄を持っているため、なかなか元手が増えず規模が大きくなりません。そこで、税理士業と不動産投資で稼いだお金を株式投資に投資し、株式投資の規模を急拡大することが可能となります。

労働力の問題

人の体力や時間にも限りがあります。

負担

・税理士業は、まさに労働です(笑)。従業員に任せれるところは任せるようにしていますが、まだまだ自分自身がやらなければいけないことが多いです。日々全力投球!!

・不動産投資は日々発生する業務を管理会社やリフォーム会社などにお任せすることで効率化できますが、それでもノータッチというわけにはいきません。判断自体は自分でやる必要がありますし、遠方の物件探しをする際は特に時間を奪われます。

・株式投資は、投資先を選定し上手くエントリーさえできれば、後は放ったらかしです。企業のIRはウォッチする必要がありますが、大した手間ではありません。

3つの事業が税理士業並に大変だと両立は難しいです。労働力がどの程度必要な事業か考えて複業しないと成り立ちません。

潜在力(ポテンシャル)の違い

将来どれだけ稼げる可能性があるのか、そのポテンシャルは事業によりけりです。

潜在力

・税理士業は、何不自由ない暮らしができますが、どんなに稼げる税理士でも年収1億円程度でしょう。

・不動産投資は、メガ大家と呼ばれる投資規模10億円超の人々がゴロゴロいます。彼らは年間の家賃収入が数億円あり、トップクラスの不動産投資家は数十億円の年間家賃収入を得ています。

・株式投資の収入に上限はありません。無限大の可能性を秘めています(笑)。いずれは私もエンジェル投資家になり、未上場のベンチャー企業に投資し一攫千金を狙いたいです。

税理士業だけだと成功に限りがありますが、不動産投資や株式投資のような大きく富を得る可能性があるものを行うことで大きな夢を持てます。あくまで可能性の話ですが(笑)

単純に複業だと楽しい。

最後に、最も重要な理由がこれです。

税理士業も、不動産投資も、株式投資も、それぞれ違った楽しさがあります。

・税理士業は、お客様と不動産投資に関する情報交換をしながら、成功をサポートできることが楽しいです。いわゆる社会貢献をしている感は税理士業が一番強いですね。また、事務所の従業員と一緒に働けることも楽しみの一つです。一人で事務作業を黙々とやるのではなく、チームで働く楽しさというものがあることをわかって頂けるでしょう。

・不動産投資は、物件を購入する場面が一番楽しいです。物件探し、融資付、他の大家との競合など、物件を購入することは簡単ではありませんが、その分、購入できた際には達成感があります。億単位の不動産を、億単位の借金をして購入するダイナミクスさは一度経験すると刺激的です(笑)

・株式投資は、現在の私の場合、上場株しか投資していないので、日々株価が変動します。長期保有のため、株価が変動したからといって、買ったり売ったりするわけではないのですが、それでも前出したように金融資産の半分くらいは株で運用しているので、株価の変動に一喜一憂してしまいます(笑)また、投資先の決算発表やプレスリリースなどを見るのも楽しいですね。子供を育てているような感覚にもなります。

最後に

以上、私が3本柱で事業を行っている理由となります。

私は上記の3つを選びましたが、人によって好きなことも得意なことも異なります。

あなたなりの組み合わせで人生を謳歌して下さい。このブログが少しでも参考になれば嬉しいです。

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