プロ野球のFA事情を見て思った球団選びと会社選びの共通点

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珍しく時事ネタを書くことに。プロ野球のFAも就職・転職活動も一緒ですね。

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2018年国内FA(フリーエージェント)の注目選手と結果は?

プロ野球の国内FAの時期が今年もやってきました!(突然)

2018年の注目選手は、やはりこの3人でしょう。

埼玉西武ライオンズ 浅村 栄斗

(画像:埼玉西部ライオンズ公式HPより)

西武のペナントレース優勝の立役者となった浅村選手(28歳)。二塁手でチームのキャプテン。今季は打率.310、リーグトップとなる127打点と大活躍でした。2018年の推定年俸は2億1千万円です。

浅村選手は、今季国内FAの権利を取得したわけですが、チームが優勝し、年齢的にも一番いい時期。当然FAでは争奪戦となっています。

獲得に乗り出したのは、所属する埼玉西武ライオンズと、福岡ソフトバンクホークス、東北楽天イーグルス、オリックスバファローズです。すべて同じパ・リーグの球団というのが面白いですね。

提示された年俸は、噂ではホークス4年28億、西武・楽天・オリックスがそれぞれ4年20億と言われています。

育ててもらった恩がある西武に残留する可能性も高いと言われていましたが、ホークスが単年7億と桁違いの年俸を提示しているため、西武ではなくホークスを選ぶ結果となったとしても仕方ありません。また、提示された年俸は他球団より低いものの、大阪出身の浅村選手ですから、大阪の球団であるオリックスも可能性がありました。

しかし、意外にも浅村選手が選んだ球団は、楽天でした。

個人的には一番可能性が低いと思っていたのが楽天だったのでかなり驚きましたね。

楽天は今季は成績が悪く、パ・リーグ最下位でしたし、パ・リーグ首位の西武から最下位の楽天に移籍するとは到底思えなかったからです。

浅村選手が楽天を選んだ理由、それは西武時代の同僚がいるからと言われています。具体的には、楽天の石井一久GM、岸孝之選手、渡辺直人選手の3人です。

同じチームで一緒に過ごしたメンバーが何人もいる、というのが決定打となったわけです。

広島東洋カープ 丸 佳浩

丸佳浩

(画像:wikipediaより)

そして、カープの丸選手(29歳)のFAも大注目となりました。カープのペナントレース3年連続優勝に貢献し、今季の成績は打率.306、本塁打39本。2年連続セ・リーグMVPとなっています。2018年の推定年俸は2億1千万円です。

獲得に乗り出したのは、所属する広島東洋カープと、読売ジャイアンツ(巨人)、千葉ロッテマリーンズです。

提示された年俸は、巨人5年35億、ロッテ6年30億、カープ4年17億と言われています。巨人が単年7億と圧倒的ですが、ロッテも単年5億で6年(!)の長期契約と大判振る舞い。ロッテは丸選手の地元である千葉県の球団であることも有利に働きますし、ロッテの井口監督も丸選手にラブコールを送っているようです。カープにももちろん恩があるわけですが、条件面でカープは他球団に見劣りしてしまっている状況ですね。

そして、本日11月30日、結論が出ました。

「環境を変えて一から勝負したかった」と語り、丸が選んだのが、巨人でした。

子供時代は巨人ファンだったそうで、千葉県出身からすると東京も同じ関東ですし、何よりも提示年俸が圧倒的でしたからね。個人的にはロッテで頑張って欲しかったので少し残念ですが、新天地でも頑張ってほしいと思います。

オリックス・バファローズ 西 勇輝

(画像:オリックスバファローズ公式HPより)

そして、オリックスの西選手(28歳)も今季FA権を取得しました。今季の投手としての成績は10勝13敗、防御率.360と抜群にいいわけではないですが、年齢的にも若く、安定的に10勝できる投手の需要は大きいようです。2018年の推定年俸は1億2千万円です。

獲得に乗り出したのは、所属するオリックス・バファローズと、福岡ソフトバンクホークス、阪神タイガース、横浜DeNAベイスターズです。

提示された年俸は、ホークス4年15億、阪神4年10億、オリックス4年8億と言われています。ただ、そもそもDeNAの提示年俸が不明ですし、ホークスや阪神が上記からさらに積み増しをしたという情報もあります。

そして、11月28日にサンスポから「FA西、阪神入りを決断!虎、資金面劣勢もタカに勝った」というニュースが流れました。

個人的には、浅村選手がパ・リーグ最下位だった楽天、丸選手がパ・リーグ5位のロッテ、西選手がセ・リーグ最下位だった阪神に行くことになれば、球団同士の戦力差が埋まり、2019年のペナントレースがより面白くなると思ったのですが、同日、西選手のブログ「西勇輝のニコニコ日記」で阪神に決定した事実はまだない、と否定しています。

そして、11月30日現在、西選手の結論が出ず。果たしてどこになるか?

野球選手の球団選びと会社選びの共通点

プロ野球のFAの状況を見ていると、我々が会社を選ぶときと同じだなとつくづく思います。

・野球選手の年俸 ⇒ 会社の年収

・球団の場所 ⇒ 職場の場所 ※地元や住みたい場所にあるか

・チームメイトや監督・コーチ ⇒ 同僚や先輩・後輩、社長など

・選手契約の年数 ⇒ 長く働けそうな会社なのか

どこを重視するかは個々人で違います。単純に年収で会社を選ぶ人もいるでしょうし、実家から通える職場がいい、など場所を一番重視する人もいます。すぐ潰れそうなベンチャー企業を避けようとする人も多いでしょう。

浅村選手は働きやすい会社に転職した!?

一緒に働く人が誰かというのも大事ですよね。浅村選手が元同僚が何人もいる楽天を選んだのも、同僚が転職して「転職先におまえも来ないか?」と誘ってきたのと同じ話ですよね。結構あるあるです(笑)

そもそも楽天が提示した年俸も十分高いですし、そこからさらにお金を求めるより、働きやすい会社で伸び伸び働く方が本人も実力を発揮できそうです。私の勝手なイメージだと、浅村選手は人見知りっぽいので、人間関係で楽天を選んだのは正解だったように思います。

職場の人間関係が悪いと本当にストレスがたまるものです。生活ができるお給料をもらえるなら、あとは人間関係で私も仕事を選ぶと思います。

丸選手はこれから大変かも。

丸選手は巨人を選んだわけですが、年収が高い会社はそれだけ大変な思いをすることになります。これだけ注目度があり、高い給料をもらうわけですから、巨人としても丸選手にそれ相応の活躍をしてもらわないと困るわけです。

したがって、球団もそういう目で丸選手を見るでしょうし、丸選手自身も今まで以上の良い結果を出さないといけない、という重圧をこれから何年も感じ続けることになります。実際巨人に高年俸でFA移籍してきた選手はあまり活躍できないことが多いそうです。

慣れ親しんだカープに残留したり、地元のロッテで伸び伸びプレーする道もあったはずですが、丸選手本人が「環境を変えて一から勝負したかった」と言ったように、丸選手は大きなプレッシャーを感じる環境に敢えて身をおき、より自分を成長させる険しい道を選んだような気がします。

例えば、これまで事務方だった人が転職して営業になったり、独立してフリーランスになったりといった、それぐらい挑戦的な転職をしていることに近いのではないでしょうか。

結果がどうなるかはわかりませんが、丸選手の大きな挑戦を私も応援したいと思います。

西選手はどうなる?

西選手はまだどこの球団へ行くかを決定していません。誤報ではありましたが、サンスポが報じたとおり阪神へ行くことになった場合、オリックスも阪神も関西の球団ですから引っ越しも不要です。西選手は結婚もしており、家族がいますので、住環境が変わらないというのは大きなメリットですよね。

仮に、西選手がホークスに移籍になった場合、普通の会社員のように単身赴任で九州に行ったりはしないでしょうが、働く場所も考慮して職場を選ぶ必要があります。

そう考えると、プロ野球の選手がメジャーにいく、というのは本当に大きな決断ですよね。

西選手の動向は今後もウォッチしていきたいと思います。

最後に・・。

職場を選ぶ、というのは色々な要因がありますので、移籍した選手に怒ってもしょうがないです(笑)温かく見守ってあげたいです。

浅村選手には浅村選手の、丸選手には丸選手の事情がありますし、本人の権利です。球団としては移籍されないように最大限の条件を提示するしかありませんし、そこでマッチングしないならあきらめるしかありませんよね。球団も会社も一緒ですが。

逆にいうと、会社員側も一つの会社に生涯尽くさないといけない、といってブラック企業に勤め続ける必要もないですので、ストレスフルな状況の人は転職活動を堂々と行っていいのではないでしょうか?

本人の権利ですから!(どやっ)

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