上場企業の会社員だった私が、税理士で独立開業した本当の理由

ノマド生活上場企業の会社員として安定した生活を送っていた私が、敢えて苦難の道である税理士で独立開業することに決めた理由は何だったのか?自己紹介も兼ねてご紹介したいと思います。

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監査法人時代(2007年12月ー2011年4月)

私がこれまでに歩んできた人生は少し変わっているかもしれません。

大学を卒業した翌年に公認会計士試験に合格し、すぐに監査法人に就職しました。落ちこぼれだった私が最難関の国家資格試験の一つと言われる公認会計士試験に合格できたのは、ある人生のターニングポイントがあったからでした。

人生のターニングポイント。あの日の挫折があったから今の自分がある
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公認会計士試験に合格したといっても、最初は見習い(?)のような立場なため「公認会計士」を名乗ることができません(当然名刺にも書けません)。監査法人などで実務経験を積み、かつ指定された研修を3年間受けることでようやく公認会計士として本登録ができます。

そのため、私も最初は何も考えずとりあえず監査法人に就職しました。しかし、将来的には監査法人を辞めて違う道に進むことも想定していたため、出来るだけ早く実力がつく監査法人へ行きたいとなんとなく思っていました。

運が良かったのか悪かったのか、私が試験に合格した年はJ-SOX対応で例にないほどの売り手市場。監査法人は少しでも多くの人数を確保したがっていました。そのため、試験合格者は自分が最も行きたい監査法人で形式的な面接を受けるだけで就職することができました。当然ながら試験合格者は大手の監査法人に殺到します。

私もここで大手の監査法人へ就職していれば、もしかしたら違う人生を歩んだかもしれませんが、なかなか王道の人生を歩まない私です(笑)考えた結果、私は実力をつけるべく、敢えて中堅の監査法人へ行くことにしました。就職難であれば逆に大手を目指したかもしれませんが(笑)その中堅の監査法人を選んだのはカリスマ的な経営者がいたこと、そして色々な仕事を早い段階で任せてもらうことができそうだったからです。

私はその中堅の監査法人に約3年半勤めることになります。当初の目的どおり、色々な仕事を任せてもらえました。若いながら監査チームのリーダーをやったり、大阪事務所立ち上げ時のメンバーに選ばれたり。一通りの業務を経験し、ちょうど公認会計士として本登録をするタイミングで転職を決意します。

上場企業時代(2011年9月ー2015年7月)

転職を決意するものの、監査法人を退職した後に転職先を探すことにしました。監査法人時代が激務だったことで、しばらくゆっくりしたかったからです(笑)その頃は大阪に住んでいたこともあり、阪神タイガースの試合を毎日見ながらぼんやりと将来設計を考えていました。

「自分はどういう生き方をしたいのだろう?」と自問自答していくうちに、起業を考えるようになりました。そう思い始めたら止まりません。有名な経営者の本を片っ端から読み漁るようになります。

そこで出会ったのが、ソフトバンクの孫正義氏でした。その頃までは何となく怪しい経営者ぐらいにしか思っていなかったのですが、孫さんの自伝など10冊近い本を読んだ頃には、「ソフトバンクに勤めて、孫さんから経営について学びたい!」と思うようになっていました。監査法人もそうでしたが、私はカリスマ経営者に弱いみたいです(笑)

さっそく転職エージェントに登録し、ソフトバンクの中途採用に応募することになりました。スピード経営のイメージどおり、あっという間に面接日程が決まり、2度の面接の後すぐにソフトバンクから合格通知がきました。

転職先はソフトバンクグループ株式会社の経理(企業内会計士)でした。孫さんがいる親会社でもあったのでテンションが上がりまくりだったのを覚えています(笑)

ソフトバンクグループ株式会社は純粋持株会社という特殊な環境なため、会社には事務系の部署しかありませんでした。私と同じ公認会計士や弁護士などのスペシャリストが多く在籍しているハイレベルな会社でした。

ソフトバンクには結局4年間在籍しましたが、この頃に学んだ経営哲学が今の私を形作っていると言えます。大企業ながらベンチャー精神を失っておらず、刺激の強い毎日でした。

サラリーマン大家時代(2013年9月ー2015年7月)

サラリーマンになって約2年後の2013年5月に世界遺産である熊野古道に行きました。中辺路(なかへち)と言われる山道を1泊2日で踏破するコース(約40km)でした。

膝を痛めるアクシデントに見舞われるも何とか最終地点である熊野本宮大社に到着し、達成感を感じつつ帰路についた頃。バスに揺られながら考えていたのはこれからのことでした。これまで公認会計士として歩んできたキャリアにどこか囚われている自分がいたので、いったんそこを度外視して人生を組み立て直すことにしました。

選んだのは元々興味があった不動産投資家の道でした。投資という名前がついていますが、不動産投資は事業性が強いため、不動産賃貸業(大家)として起業することと同義です。

起業家の道へ進むことに決めてからは得意の瞬発力で行動を起こします。その日のうちに、不動産投資のブログをスタート。不動産投資の書籍を何十冊も読みながら物件探しに明け暮れました。そして、4ヶ月後の2013年9月に2棟を別々の不動産業者から同時購入し、めでたくサラリーマン大家になりました。ちなみに、不動産投資を始めるならサラリーマンをやりながらの方が何かと都合が良いです。

不動産投資のすゝめ。サラリーマン大家になろう!
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その後も順調に物件を買い進め、4棟50戸(3億円以上)の不動産を買ったタイミングでソフトバンクを退職することになります。

独立起業(2015年8月ー現在)

サラリーマンを退職し専業大家になったわけではありません。不動産投資専門の税理士として独立したのです。

実は不動産投資を始めた頃は税理士として独立するつもりは全くありませんでした。むしろ、不動産投資でセミリタイアもアリだなと思ってました(笑)

不動産投資でセミリタイアすることは可能か!?
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しかし、不動産投資の規模が拡大し収入が増えるにつれて、その思いも変わっていきました。たぶん心に余裕が出てきたからでしょうね(笑)不動産投資家として学んだ知識・経験と、公認会計士(税理士)としてこれまで学んだ知識・経験を活かして社会貢献をしたいと思うようになったのです。

社会貢献

私の親がよく言っていました。「ある程度年齢を重ねたら、自分のことだけでなく社会に貢献することが大事だ。」と。プロのバンドマンを目指していた頃は、良い音楽を作って社会貢献をしようと考えていたのですが(笑)公認会計士として10年近いキャリアがあり、また色々な方々に教育してもらった恩もあることから、公認会計士(税理士)として不動産投資家をサポートすることが私なりの社会貢献だと考えるようになりました。

自分の強みを活かせる

また、開業税理士として社会貢献をするには、現実問題として事業として成り立つことも大事です。私自身が公認会計士(税理士)であり不動産投資家でもあったので、その2つを掛けあわせた税理士 × 不動産投資家であれば税理士として差別化を図れると考えました。不動産投資を実践している税理士であれば、不動産投資家の皆様へ質の高いサポートが可能となります。現在、不動産投資専門を謳っていますが、今後もこの方針を変えるつもりはありません。今後もし不動産投資専門税理士の需要が無くなることがあれば、そのときは税理士も廃業しようと思っています。今のお客様がいるうちは続けるつもりですが・・。別の社会貢献ができて面白そうな事業をまた始めるだけです(笑)

複数事業を持つ

一つの仕事に頼り過ぎるのはリスクです。不動産投資がうまくいっていても、第2、第3の収入があるに越したことはありません。この辺もソフトバンクで学んだことです。ソフトバンクも一つの事業に特化しているわけではなく、様々な事業を組み合わせることでリスクコントロールし、安定した事業を行なっています。現在のソフトバンクの主軸である携帯電話事業も、今後経営陣が将来性がないと判断すれば事業譲渡する可能性もあると個人的には思います。もちろんこの携帯事業の話は大げさな例えですが、一つの事業に執着しないことは生き残る上でも必須だと思います。

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同志とのネットワークの構築

不動産投資家は、意識して行動しないとなかなか横のつながりができません。普段はほとんど人と会う必要がないからです。しかし、不動産投資でどんなに成功しても、一緒に遊んでくれる人がいなければつまらないですよね(笑)経済的自由、時間的自由を得たとしても仲間は必須です。同じような考えを持った同志とのネットワークを構築するという意味でも税理士業は役に立つと考えています。また、他の不動産投資家と情報交換することで自分の不動産投資にも良い影響が出るでしょう。

最後に

2015年8月27日に独立して現在4ヶ月も経っていません。しかし、不動産投資専門というある意味ニッチな戦略を取ったこと、そしてサラリーマン大家時代からお付き合いしている方々のサポートもあり、既にたくさんのお客様に恵まれました。これはかなり思いがけない結果でしたが(笑)税理士業に限らずですが、これからも自分らしさは失わず人生を楽しんでいけたらいいなと考えています。皆様も良い人生を歩んで下さいね!

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