棒ノ折山(棒ノ嶺)へ行ってきました!久しぶりの登山です。美しい沢登りの旅を満喫と思いきや、山頂では登山始めて以来最大のトラブルが・・・。
Contents
棒ノ折山(棒ノ嶺)の概要
↑西武鉄道ハイキングマップより簡易地図をダウンロードできます。
難易度:☆☆☆
今回登ってきた山は、標高969mの棒ノ折山(棒ノ嶺)です。埼玉県と東京都の間に位置しています。
3年ほど前にも一度登ったことがありますが、その頃の記憶が薄れてきたのと、沢登りがしたかったのでここにしました。
(Wikipediaより引用)
沢登り(さわのぼり)は、沢や滝を登ること、または、その技術。伝統的に登山の一形態とされることが多い。
棒ノ折山は、手軽に沢登りを楽しめることで人気です。ただ、沢登りといっても濡れることはほとんどなく、水が流れているのを横目に歩いて行くイメージですね。
登山初心者の持ち物については、こちらの記事が参考になります。
棒ノ折山(棒ノ嶺)を登る
10月4日(日)8:05池袋発〜8:50飯能着の西武池袋線快速急行 長瀞行で行ってきました!
飯能駅です!ここから国際興業バスで棒ノ折山へアクセスできます。
飯能駅に到着次第すぐにバスターミナルへ向かえば接続の良いバスに乗れますが、お腹が空いていたのでバスターミナル近くの吉野家で腹ごしらえ。
たらふく食べたところで、近くのコンビニで水や食料を買いました。
9:20飯能駅発〜9:59河又名栗湖入口着 国際興業バス(飯01−2)湯の沢行に乗ります。
河又名栗湖入口バス停に着いたら、道路標識の有間ダム方向へ向かって歩きましょう。
有間ダム方向へ歩いて行くとすぐに、棒ノ折山(尾根道)行きの案内板が。今回は沢登りが目的なので、尾根道は通らない予定です。沢登りが目的であれば、河又名栗湖入口バス停ではなく、その先のさわらびの湯バス停で降りた方が楽です!
同じ案内板を違う角度から。沢登りが目的なら有間ダム方面へ向かいましょう!
なだらかな坂をとことこ歩いていくと有間ダムが!名栗湖とも呼ばれています。
水が綺麗です。ツーリングやドライブで来てる人もたくさんいました!
ダムを横切り、写真の奥に向かって歩きます。突き当りに着いたら右へ。魚釣りに来てる人がいましたが、全く釣れないようで、「場所を変えよう!」と仲間に話してました。
ダム沿いを5分ほど歩くと、山道への入口が現れます。熊も出るみたいです!今回の登山では熊よけの鈴を鳴らしている人が多かったです。棒ノ折山に行くなら、熊よけの鈴を持って行った方が良いですね!案内板によれば頂上まで3.3km。早速登山スタートです!
しばらくは細い道が続きます。なだらかな上り坂です。
天気が良いので日焼けしそう。
しばらく進むと、沢登りっぽい感じに。
水が綺麗です!
水はそこそこ冷たい。10月上旬なのでこんなもんかな。関係ないですが、私は手が小さいと良く言われます。昔バンドをやっていたとき、ギターをあきらめてベースを選んだ理由が手の小ささでした。言い訳ですが。
「ノ」が修正されています!ひらがなの「の」で印刷してしまったようです。
でかい岩。この間を抜けていきます。
苔です。神秘的で癒されるので、苔ガールが流行るのもわかりますね。
唯一の鎖場です。石が階段上に積まれているので、楽に登れます。ストックを持っている人は一度仕舞った方が安全です。
ウォーターフォール!!
階段が崩落してます。今後修理予定とのこと。
急な階段を登ると、休憩所がありました。この後、急な坂があるので休みましょう!
うむ。
急な坂を登った後は、巨大な岩が!「岩茸石」と呼ばれているそうです。岩の上にも登れるので登ってきました!写真に写っているのが私ですが、この岩の大きさがなんとなくわかると思います。
岩茸石で分岐があります。あと1kmで頂上ですが、山登りの1kmはかなり長く感じます。
しかも、ここからは急な坂のオンパレードです。普段運動していない人はしんどいかも。覚悟しましょう。
途中休憩所がありますので、休み休みで。
根っこのラビリンス。木と木の間で勢力争いが長年繰り広げられてきたのでしょう。
またまた休憩所が。休憩所の数が大変さを物語りますね。この休憩所から頂上まで0.5kmです。もう少し!
最後の急な坂です!ここを抜ければ頂上!最後の力を振り絞ります。
着いた〜。頂上から見る景色は絶景です。
標高969m。何とかゴール!達成感に酔いしれます。バス停から3時間が経過していました。現在13時ジャスト。
頂上は広場のようになっています。お腹も空いたので早速ご飯へ。
山頂で食べるカップ麺は至高ですね。こういうガスコンロを持っていくと山頂で食べれますよ!
と、ワクワクしながら写真を撮ろうと、姿勢を低くしたときです。
ついに事件が起きました。。。。
なんと、
ぎっくり腰!!
ボキッと鈍い音がして悶絶です。朝から腰が痛かったのと、登山の疲れと、姿勢が原因です。
痛すぎて身動きが取れません。。。
しかも、ぎっくり腰による二次災害でコンロが崩壊。お湯が全てなくなる。
これでカップ麺も食べれなくなりました。。。
というか、腰が痛すぎて下山できそうもありません。どうしよう?
しばらく休憩して、どうしても回復しなければ山頂で野宿するしかありません。ちなみに携帯は圏外です。
まだ10月上旬といえど、山の上。それなりに寒く、果たしてここで一晩過ごせるか。
登山の怖さを改めて知ります。
そして1時間後。
ぎっくり腰直後の激痛はなんとか引きました。痛いは痛いですが、とりあえず歩けそうです。現在14時。ゆっくりと下山することに決めました。
棒ノ折山(棒ノ嶺)を下る
何とか岩茸石まで到着。慎重に歩いてきたことで時間がかかります。既に15時を回りました。
ここからは、登って来た道で下山するか、それとも尾根道で下山するか選択する必要があります。腰の痛みが今後どうなるか予想がつかないため、安全策をとり尾根道で帰ることに。沢下りはスベって転ぶ可能性があるので危険なのです。
尾根道を進むと、ススキだらけの場所が。
休憩所もあります。ぎっくり腰だと座るのが激痛なので、座って休憩ができません。
ここからの景色は綺麗でした。感動する余裕はもちろんありません。
尾根道は基本的になだらかな道が続きますが、ここは急な上に、滑るのでロープが用意されていました。ロープを持って降りるので、これまた激痛が襲います。。。
ところどころで、車道にでます。当然バスなんかは通ってません。次に進むべき道はわかりやすいので迷うことはないでしょう。
そして、激痛に耐えながらも何とか麓へ。良く頑張ったと自分に褒めたいです。
この日は温泉どころではなかったので行きませんでしたが、「さわらびの湯」という温泉があります。この道を上っていけば温泉までショートカットできますが、立入禁止の看板があります。
最初の分岐点に戻ってきました。トイレがここにはありますが、ここ以外トイレが見つかりませんでした。
河又名栗湖バス停に到着!コーラで祝杯。頂上からバス停まで2時間半。16時半頃の到着でした。
この後バスに乗って飯能駅まで戻りますが、バスは満席で40分立つハメに。腰が悪化したのは言うまでもありません。バスは、一つ前のさわらびの湯バス停で乗った方が良いです。
最後に
ぎっくり腰というトラブルがあったものの、無事帰ってこれました。登山の厳しさを学べたとポジティブに考えます。
棒ノ折山は、終盤に急な坂が続くところ以外は楽しんで登山ができると思います。特に沢登りはマイナスイオン浴びまくりで癒やされますよ!全くの初心者でも大丈夫だと思いますが、最初は高尾山あたりで体を慣らしてからが良いかもしれませんね。