「ワイン投資」という華麗なる投資法

ワイン投資

今回のテーマはワイン投資。ワインが好きな人は、趣味で覚えたワインの知識を使って投資をしてみませんか?ワイン投資には特殊な性質があり、投資対象としても面白いことがわかってきました。私もワイン好きの一人(ワインの知識も飲んだ経験も少ないですが)なので、華麗なるワイン投資についてご紹介したいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

Contents

ワイン投資とは?

赤ワイン、白ワイン、ロゼ、スパークリングワイン。ワインといっても様々な種類があり、またその中でも数えきれないほどのワインの銘柄があります。そんなワインを投資対象とすることがワイン投資です。

実は、ワインの市場は年々拡大しています。お金持ちにワイン愛好家が多いのはご存知かもしれませんが、近年の経済成長に比例してアジア圏(特に中国)でワイン愛好家が増えてきています。この場合、ワインの中でもフランスの高級ワインに需要が多く集まるのですが、高級ワイン自体の供給数はほとんど変わりません。需要と供給のバランスにより、高級ワインの高騰が避けられない状況です。ワイン投資には投資家に有利な側面がいくつもありますので説明していきたいと思います。

ワイン投資のメリット

まずはメリットから。

ヴィンテージ

ワインは、同じ銘柄のワインであっても、生産年ごとに別のワインという扱いになります。というのも、年によって天候の影響などによりワインの出来に違いがあるからです。この生産年による区別をヴィンテージと呼びます。天候の良い年に作られたワインはグレート・ヴィンテージとも呼ばれ価値が高まる要因となります。したがって、出来の良い年のワインを購入することが投資基準の一つです。

また、ワインは熟成し、時間が経つにつれて味が増す性質があり、若いワインを購入し、長期間保管し、熟成し、価値が増したタイミングで売却し利益を得るという投資方法が可能となります。熟成したワインほど価値が高くなる性質を利用するわけです。熟成前のワインを購入することがワイン投資の基本です。

時間の経過によりワインの供給数が減少する

上記でワインが生産年で区別されることを説明しました。例えば、2015年に生産されたシャトー・マルゴーというワインは、今後二度と生産されることがないわけです。対して、ワインは飲み物であり、消費されていく性質があります。つまり、消費されることで2015年に生産されたシャトー・マルゴーの数は年々減っていきます。

また、ワインの熟成という性質から時間が経過したワインは味が増し、需要が増します。このように需要と供給のバランスが変化していき、ワインは高騰していくのです。

供給数の限界

ワイン好きな人はご存知と思いますが、ワインは需要が大きいからといって簡単に供給数を増やすことができません。例えばフランスでは、規制によりワイン畑を拡大することが基本的にできません。このことから、ワインの供給数が拡大しづらいということもワイン投資のメリットです。

 ワインは飲める

ワインは飲み物です。ワイン価格が思っていたように高騰しなかった場合には、自分で飲むという選択肢があります。

ワイン価格が高騰すれば売却しお金を得る。ワイン価格が下落すれば自分で飲む。こんな攻守最強の投資法があったとは驚きです(笑)

ワイン投資のデメリット

次にデメリットです。

市況によっては価格が下落する

投資という性質上、どうしても避けられない面もありますが、世界経済が不況になった場合、ワイン価格が下落する可能性があります。幸いなことにワイン投資は長期投資ですので、仮に市況の影響によりワイン価格が下落しても、長期保有している間に経済が復調してくる可能性もあります。

高級ワインが投資対象な場合、投資単価が高くなりやすい

ワイン投資のメリットを享受するためにはフランスの高級ワインなど、基本的には高価なワインが対象となります。ブランドワインでないと価格が高騰しづらいからです。そのため、投資単価が高くなりがちです。安くても1本あたり数万円、高いと十万円以上のブランドワインを買うため、1ダース(12本セット)だと30万円〜100万円以上かかることになります。

なお、オススメは高級ワインですが、1本1万円程度のワインにすれば、半ダース(6本セット)で10万円以内で投資することが可能です。ワインの目利きは必要かもしれませんが。

保管料

ワインは割れたら終わりです。また、適温で保管しないと品質が維持できないため、外部の倉庫にワインを保管するなどの費用がかかります。

ワイン投資をするための具体的な2つの方法

では、実際にワイン投資をしようと思った時に、どのような方法があるのか説明します。

現物ワインに投資する

まず、現物のワインに投資する方法があります。

注意が必要なのが、ワインの保管方法です。信頼できる業者にワインを保管してもらうことが大事です。

例えば、有名なところですとベリー・ブラザーズ&ラッド(Berry Bros. & Rudd)という会社でワインを購入し保管も任せる方法があります。保管料はワイン12本で年間10ポンド程度とお値打ちです。

基本的にワイン投資は長期投資となりますので、保管方法には十分気をつけたいところです。

ワインファンドに投資する

ワイン投資専門のファンドに投資する方法もあります。投資信託のようなものです。

ワインファンドで投資をすると分散投資になるのでリスク分散効果があります。現物ワインに投資するよりも手数料がかかりますが、自分で銘柄を選べるだけのワインの知識がない人におすすめです。

最低投資価格は100万円程度と高くなりがちなので、資金的に余裕がある人向けと言えます

ね。

※ワインファンドの有名どころでVIN-NET(ヴァンネット)がありますが、2015年12月25日に行政処分を受けています。ファンド選びには十分ご注意ください!

株式会社ヴァンネットに対する行政処分について

最後に

ワイン投資は、ワイン好きな人が、趣味の延長で投資をすると成功しやすいように思います。ただし、くれぐれも「投資対象のワインを自分で飲み過ぎて全部なくなった!」なんてことにはならないようお気をつけて下さい(笑)それはそれで幸せかもしれませんけど。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加