佐賀県立九州陶磁文化館で陶磁器(有田焼)に魅了された話

佐賀県立九州陶磁文化館

佐賀県にある有田焼の美術館に行ってきました!これまで全くといっていいほど陶磁器に対して興味がなかったものの、行ってみると有田焼の繊細で豪華な絵に感動の嵐。柿右衛門の窯元と香蘭社・深川製磁にも行ってきましたよ!このブログを見て興味が湧いた人は是非行ってみてくださいね〜。

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Contents

九州陶磁文化館を知ったきっかけ

半年ほど前に世界遺産の熊野古道を歩きました。そのときに泊まったのが「いろり庵」。家族運営の民宿で、一日に泊まれる宿泊客は原則として一組だけ!!

いろり庵

写真の宿がいろり庵です。宿泊客が一組しかいないので、運営しているご夫婦とたくさんお話できました。

ご夫婦「どちらご出身なんですか〜?」

私「佐賀県出身なんです!」

ご夫婦「えっ!?つい最近佐賀に行ってたんですよ!陶磁器が好きで、佐賀の有田にある九州陶磁文化館に行ってきたんですが、陶磁器の歴史も学べて本当に素晴らしかったです。」

ご夫婦は陶磁器が大好きで色々と話してくれるのですが、私は佐賀出身なのに陶磁器について何も知らず・・。しかし、ご夫婦の陶磁器の話を聞いているとどんどん興味が湧いてきました。

それから半年後、佐賀の実家に帰る機会があったので、「いろり庵」のご夫婦お勧めだった九州陶磁文化館に行ってみることにしました。

九州陶磁文化館の場所

九州陶磁文化館は佐賀県の有田にあります。

有田の場所

(所在地:〒844-8585 佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1)

佐賀県と長崎県の県境ですね。ここで作られる焼き物は、「有田焼」や「伊万里焼」と呼ばれます。聞いたことがある人も多いかもしれません。

ちなみに、有田焼は2016年で創業400年になるようです!

九州陶磁文化館に行ってみた!

九州陶磁文化館1

2015年11月20日(金)に九州陶磁文化館へ行ってみました!

ここは、有田町の観光スポットでもあります。

九州陶磁文化館フロアマップ

館内のフロアマップです。結構広いので3時間以上時間を確保しておいた方が良いでしょう。

九州陶磁文化館2

受付で600円を支払いました。実は通常は無料で開放されているのですが、今回は特別企画展が行われており有料でした。通常の無料分だけ観ることができないか一応聞いてみましたが駄目でした(笑)

入ってすぐに展示されていたのが、上の大きな花瓶です。

九州陶磁文化館3

同じ花瓶のアップ写真です。繊細すぎて感動します!写真だとわかりづらいかもしれませんがツヤツヤしていて高級感があります。

九州陶磁文化館4

同じ花瓶の絵。細かい・・。

九州陶磁文化館5

これも同じ花瓶です。館内のガイドさんに聞いてみたところ、一つの花瓶を作るのに1ヶ月以上かかるものもあると言っていました。一人ですべて作るのではなく、分業制で役割分担して作っていくみたいです。

九州陶磁文化館6

先に進むと、からくり時計が置いてありました。

九州陶磁文化館7

30分ごとに中が開いてメロディを奏でます!

からくり時計を見た後、メインの展示室を見ていくことになります。そこには、繊細でハイセンスなデザインの有田焼の数々が展示されていたのですが、残念ながら・・

展示室内は写真禁止!!

ブログにアップできないのが残念で仕方ないですが、是非ご自分の目で有田焼の凄さを確認して頂ければと思います(笑)感動するほど美麗です。

九州陶磁文化館8

写真OK(たぶん)のところも少しだけありました。上の写真は、17世紀に始まった有田焼の輸出ルートの写真です。はるばるヨーロッパまで有田焼は輸送されていたようです。

陶器と磁器

陶器と磁器の違いも曖昧だったのですが、焼く時の温度など色々と異なるところがあるようですね。普段我々が使っているお皿は磁器の方で、叩くと金属音がするのが特徴です。

九州陶磁文化館9

こちらは蒲原コレクションです。有田町名誉町民の故蒲原権(かんばらはかる)氏(1896~1987)がヨーロッパ各地を巡り、私財で集めたコレクションです。このコレクションは常設で展示されているようなので、いつ行っても見れると思います(はず)。

館内をすべて見て回るのに3時間ぐらいかかりました。陶磁器について全くの初心者だったので歴史も含めて色々と勉強になりました。

陶磁器が面白くなってきたので、この後有田焼の有名な陶芸家の窯(かま)を観ることにしました。

柿右衛門と香蘭社・深川製磁にも行ってみた!

柿右衛門1

九州陶磁文化館のすぐ近く(車で5分くらい)にあるのが、酒井田柿右衛門(さかいだかきえもん)という有名な陶芸家の窯元です。陶磁器の販売と展示を行なっています。酒井田柿右衛門・今泉今右衛門・源右衛門の3つの窯元は、総称して、「有田の3右衛門」と呼ばれるそうです。

柿右衛門公式サイト

柿右衛門2

柿右衛門の陶磁器はびっくりするほど値段が高いので、購入するために行くというより、良いモノを見て満足するために行く感じです。鯉も優雅に泳いでいましたよ!

柿右衛門3

柿右衛門という名前のとおり、庭には柿の木が・・。

実際に有田で陶磁器を購入したいのであれば、香蘭社や深川製磁に行くことをお勧めします。

この2つも車で10分程度のところにあります。

香蘭社

香蘭社公式サイト

有田の歴史ある陶磁器メーカーの一つです。陶磁器を有田で買うのであればここは外せません!

深川製磁

深川製磁公式サイト

香蘭社と並ぶ陶磁器メーカーの一つで、香蘭社創立者の弟が設立しました。フカガワブルーと呼ばれる綺麗な青色の陶磁器がお勧めです。

まとめ

有田に来るのであれば、九州陶磁文化館、有田の3右衛門、香蘭社、深川製磁を見ていくと満足できると思います。私は今回時間がなかったので、有田の3右衛門は柿右衛門しか見ていませんが・・。次回は今右衛門と源右衛門を見たいですね。有田焼に少しでも興味がありましたら、是非お越しください!

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